Letting go ! (手放す!)
不安や、悩みごとで、頭が一杯になったら、どうしますか?
1年間滞在すると決めてインドのアシュラムに着いてから少したって
インドに生活に慣れた頃、突然、耐え切れないほどの不安と悩みが
やってきました。
わざわざ修行のために、インドまでやってきたのに、心の平和なんて
ちっとも体験できませんでした。
瞑想をしても、セーバ(無私の奉仕)をしても
どうしても不安なことで一杯になって、気が狂ってしまうのではないか…と
思いました。
『そうだ! 先生に会いにいこう! 先生に相談しよう!』…突然そう思って
広い広いアシュラムの中をグルグル歩き始めました。
先生と弟子の関係は、とても不思議なものです。
最初、弟子が幼いときには…実際の年齢ではありませんよ(笑)…
先生は、実際の言葉や行動で、私達に教えをくださいます。
最初は、弟子が理解できるように具体的に全てを与えてくださるのです。
けれども、修行が進むにつれて、全て内側を通して学びが起こります。
肉体が近くになくても、先生の教えを聴く耳を内側に持つようになります。
その頃の私は、先生からご覧になると
『メチャクチャ幼い弟子!』だったのだと思います。(笑)
先生は、アッパーガーデンの薔薇の小道をラジャという犬と一緒に
歩いていらっしゃいました。
私は、つたない英語で自分の状況を説明して
(先生の前では論理的ではなくて、子供のようになってしまうのです)
『どうか私を助けてください。』と御願いしました。
先生は、大きな目で私をじっとご覧になってニッコリされると
『Letting go ! Letting go !』(手放す! 手放す!)と、2回繰り返して
とても自由に楽しそうにあちらに行ってしまいました。
『そうか… 解決するということでは無いんだなぁ~!』…とその時に
思いました。
私が、ギッチリと握り締めていたことが、本当に他愛のないものだ…と
思えたときに、感情の無い静かな涙が流れていました。
本当の問題なら、解決する必要があるのでしょう。
でもほとんどの場合、マインド(思考)の戯れです。
とるに足らないことを、まるで大切なものとして 握りしめているだけです。
マインドが一杯になると、先生の声が聞こえてきます。
深呼吸して、『Letting go ! Letting go !』と唱えていると、自分らしさが
戻ってきます。
先生から、本当に大切なものだけで生きて良いんだよ…と言われているような
そんな気持ちになります。
暑くて暑くてもう駄目~!という感じで
道路に寝そべっていました。
本当に、暑いです!
帰りに白玉粉を買って、冷やし白玉ぜんざいを作って
冷たくして食べました。
『白玉粉は、良くこねると出来上がりがフワフワになるんだよぉ!』…と
妹に教えてもらったけど、本当にその通りです。
ゆっくりこねるとフワフワっていう感じ。
夏の冷やし白玉!!!本当に美味しいです。
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