仲良しする?
最近、小さい子供を連れた優しいお母さんに良く出会います。
先日も山手線に乗っていたときに、3歳くらいの男の子と一緒に乗っていた
お母さんが素敵だったので、邪魔にならないように(笑)見ていました。
私は、小さい子供を連れたお母さんだったので、席を譲ろうと声をかけたところ
『有難うございます。でも練習中なので…』とニッコリと断られました。
どうやら、電車に立っている練習をしているらしい…
男の子も、やらされている…というのではなくて、自分から頑張っているところが
本当に良い感じでした。
もうひとつ、そのお母さんに感動したのは
男の子が辛そうになったときに、『どう?』って聞いて、頑張れないということが
分かったら、ひょいと抱っこして、電車を降りていったことでした。
私に、ニッコリして『有難うございました。』と声をかけて下さったことも
とても印象的でした。
その時に、
私が幼稚園の先生をしていたときの幼稚園の入園試験を思い出しました。
私が勤めていた幼稚園は、『自由保育』といって、
子供自身が自分のやりたい事を見つけていくことを大切にしていました。
子供が充実して遊びこむことができるように、先生が援助する…という
特別なカリキュラムを持った幼稚園でした。
とりわけ、お母さんと子供に対しての配慮が深く、それが幼稚園の入園テストにも
反映されていました。
私は玄関で、試験が終わった後に、お母さんと子供たちにお見送りをするという
役割でしたが、実は恐ろしい事に帰り際も、その試験の中に入っていました(笑)
疲れて愚図ってしまったり、ちょっと半べそをかくような時に
お母さんは子供に対してどんな配慮をするのか…を見ていたのです。
子供がグズグズ泣いても、先生が見ているという理由で
『ちゃんと、一人でお靴がはけるでしょう?お母さん待っているから』…
なんていうお母さんは不合格。
そんな時に『疲れちゃったねぇ~! 良く頑張ったねぇ~!』…と言って
靴を片手に持って、子供をヒョイと抱っこして帰るお母さんは合格。
精一杯やったことの見極めができるお母さんに育てられた子供は
どんなに安心して、次の努力に向かうことができるか…
それは、決して甘やかすことではなくて、その子供の頑張りを認めること。
最近は、優しい表情の余裕のあるお母さんに出会うことが良くあって
そんなときに、心が緩みます。
『仲良しする?』って、良い感じだと思いませんか?
勿論、夢をたくさん書き込んでありますが
自分を勇気付ける言葉や、
熟考の記録や、
行って見たい場所や、
読みたい本、読んで面白かった本、
などが書かれています。
今ちょっと開いてみたところ、
『世界を救う13人のおばあちゃんの言葉』
という本のタイトルを見つけました。
随分前に、読みたいと思って読んでいなかったなぁ~…
でも、時々ノートをめくって、思い出すのも悪くない感じです。
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