胸を開く
今日、三ノ輪のヨガの帰りに
友人がしてくれたシェアによって引き出されたことがあるので
そのことを書きます。
私が何故こんなに胸をひらくことを大切に思うようになったか…
そして、自分のクラスの中でその事をコアにするのか…という話です。
今から、12年以上前、
私が2回目のハタヨーガのティーチャーズ・トレーニングを受けたときの事です。
先生はジョン・フレンドさんでした。
彼は、アヌサラ・ヨーガの主催者で、今はとても有名な人ですが
その頃は、私の瞑想の先生の弟子としてアメリカのアシュラムに滞在し
ハタヨーガのクラスを持ちながら、ハタヨーガの先生を育てていました。
トレーニングの中で
タダアーサナというポーズ(山のポーズ)を実習していました。
ジョンは、みんなを一通り見回した後、
私を見て『PAVITRA 前においで!』と言いました。
(私は、アシュラムでパヴィットラと呼ばれていました)
彼は、私の前に立つと、大きな両手であばら骨をつかんで
グイッと動かしました。
私は何が起こったのか良く分からないまま、頭の理解を待たず
その状態を言葉にもできず、突然涙が流れ始めました。
初めて胸が開いた瞬間でした。
しばらくの間、涙がボウボウと流れていて、
何が何だか分からないまま、
ジョンが『今までの世界とは違う世界に住むことだよ!』と
言ってくれるのを聞いていました。
身体が喜んでいる…と思いました。
そして、これが本当の私だ…とも思いました。
もう一つ言えるのは、
私には、胸が開く準備が出来ていたのだと思います。
それを、ジョンが素早く見つけて関わってくれたのだと
いうことも、今になれば分かります。
胸が開くというのは、ただ単に気持ちがよくなることや
フンワリと甘い気持ちになることではないのです。
もっともっとコアの部分で、自分の広がりや身体の喜びを
味わうこと… 生きていて良かったなぁ~…って思うことなのです。
まだまだ、ジョンのように生徒に関わることはできませんが
私は、その体験を伝えられる先生になりたいと思います。
そのゴールまで、修行を続けていきます。
どうぞ、心持ちを長くして私の成長を見守っていてください。
宜しく御願い致します。
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