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バーを越える

今日、スーパーのレジに並んでいたら
幼稚園の年長さんくらいの女の子が買い物をしていました。

あまり背が高くなくて、レジの台からちょっと顔が見えている感じ。

私は、このレジ係りのお兄さんが優しくて結構お気に入りなので、
このお兄さんがいるときは、ここで支払いをします(笑)

女の子がキリンレモンを1本出すと
お兄さんは、後ろにいた女性のことをちょっと見ました。
女の子のお母さんかな…って、思ったようでした。

女性は、微笑んで首を振りました。

女の子は、困った顔をしていましたが、堂々と立っていました。

お兄さんが『100円です!』と言うと、
緊張した表情で100円玉を出して、口をギュッと結びました。

お兄さんは女の子に丁寧に『ありがとうございます。』と言うと
女の子は、ものすごく美しい表情をしたのです。

自分の力を充分に使いきったときのアスリートのような、
キリリとした自信に満ちた表情でした。

ほんの一瞬でしたけれど、私もドキドキしながら
女の子と一緒の気もちで過ごしていました。

コーチングの用語で、『バーを越える!』という言葉があります。
自分にとってとても大きいリスクがあることを乗り越えたときに、
『バーを越えたね!』って言います。

大切なことを呼び覚ましてくれた、あの小さい女の子の勇気に
心から感謝です。

今日の1枚。

080602 心優しい兄が育てているいちご。

小さいですが、甘いそうです。

誰よりも先に実家の母が
見つけて、つまんで食べます。

今日は、
私がつみとって母のところに
運びました。

甘い!…と言いながら
食べる母を見て幸せでした。

赤くて甘いいちごは、
いつだって
幸せを運んできますね。

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