クレームを言うのは難しい!
一つ目:
袖口(内側ではなくて)の表側がちっともきれいになっていないので、
夫のワイシャツを出しているクリーニング屋さんに
『袖口の汚れが落ちていないのですけれど…』と言いました。
第一声が『少し袖口が擦れていますね!』でした。
『あれ?!』…ちょっと変だぞぉ~!…と思いました。
『え~と! 汚れが落ちていないことについて
相談しているんですけど…』と言ったら、
店員さんはニコリともせずに、
『染み抜きにはあと420円かかります』と言われました。
『あれ?!』…またちょっと変だぞぉ~!…と思いました。
私は、ニッコリして(ちょっと嫌味かなぁ~と思ったのですが)
『分かりました。他のクリーニング屋さんに持っていきますから!』と
言って、値段が高いけれど、丁寧な応対のお店に行きました。
そこの方たちは超プロフェッショナルという感じで
『汚れを落とすのが、私たちの仕事ですから!』
『このままお預かりします』…と言いました。
前のクリーニング屋さんでは、絶対に言いたくなかったのに
『もし駄目なら、染み抜き代を出しますよ』…と私は言っていました。
この違いは何だろう?!
二つ目:
雨の日に、銀行に行きました。
ATMに並んで、傘立てに戻ったら、私の傘がありません。
質問コーナーでお客の応対をしている年配の男性に、
『私の傘を誰かが持っていってしまったようで、困っています』
…と言ったら、
『どんな傘ですか?』と聞かれたので、
『透明のビニル傘です』と答えました。
男性は『ビニル傘は困るんですよね。間違えやすいから。』
…と言いました。
『あれ?!』…変だぞぉ~!…と思いました。
『あの…この大雨の中を帰るのに、
濡れてしまうのは、困るので、傘を貸してもらえませんか?』
…と言ったら、その男性は、
『ちょっとお待ちください。今傘を持ってきます!』
…と言いました。
そして、傘を貸してくれました。
『ありがとう!』と言って受け取ったのですが、
なんだか、腑に落ちない、心が通わない気もちがしました。
コミュニケーションが円滑にいかないのは
私の言い方が足りないのかなぁ?
心がカサカサ音をたてたような気がして、
家に帰ってからも、しばらく変な気持ちが続きました。
怒りとはちょっと違う、たとえようの無い気持ち…
元に戻るのに、ちょっと努力が必要でした。
私もまだまだ半人前だと思います!
今日の1枚。
歌舞伎舞踊の藤娘を
初めて見たとき、
まだ小学生の頃ですけれど、
その色彩の鮮やかさに
超ドキドキしました。
舞台が真っ暗になって
杵の音がカンと入ると
突然照明がついて
黒い傘を被って、藤の枝を
かついだ藤娘が現れる。
幻想の世界です。
なかなかおませな子供だったと思います。
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