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上野に行って父を思い出す!

上野の東京国立博物館 平成館で開催されている
『対決 巨匠たちの日本美術』に、夫の母に誘われて一緒に
出かけました。

8月17日までという案外短い期間ですが、
良かったら是非!

長谷川等伯の屏風と、長沢芦雪の虎を書いた襖が
とても良かったので、義母に待っていてもらって、
全部見た後にもう一度会いにいきました。

私が小さい頃、実家の父は本当に良く絵を見せに連れて行って
くれたものです。

デパートの文化催しのときもあったし、上野の西洋美術館や
国立博物館は何度でも…です。

父は、私に絵の見方を教えてくれた人ですが
美術館の鑑賞の仕方も、教えてくれました。
大人になっても、そのやり方を(相手に迷惑にならなければ)
今でも実行しています。

父は、こんな風に言いました。

『絵をみていくときに、好きな絵をひとつ見つけて覚えているんだよ。
全部見たら、最後に好きだった絵に、みんなで会いにいこう!』

絵が上手とか、そういう視点ではなくて、
どれだけ自分がその絵を好きか…という気もちで
順番に絵を見て行きます。

最後に出口のところで、
父は私と妹に『好きな絵はあったかい?』と聞きます。

私は、ちょっと自慢な感じがして、その絵の場所にまた戻ります。

そして、3人で黙って鑑賞します。

その絵が好きな理由を言ってもいいし、黙っていても良いのですが
父がその絵のことを説明してくれたりすることもありました。

そして、帰りにアイスクリームを食べて、父はビールを1本飲んで(笑)
家に帰ってきました。

今回も、もう一度戻って、芦雪の虎と対面していたときに
父と並んで、一緒に絵を見ているような気がしました。

父だったら、どの絵が好きって言うかなぁ~…なんて思っていました。

今日の1枚。

080723 国立博物館の庭に咲いていた
『アメリカふよう』の花です。

子供の頭くらいの大きさがあります。

ギラギラと暑い太陽の中で
本当に負けていない感じ!

私は、日に焼けて赤くなって
ピリピリしています。

この暑さ、どうにかならないでしょうか?

夕立の雨が恋しいです♪

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