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えんどう豆の上に寝たお姫様

アンデルセンの童話に、えんどう豆の上に寝たお姫様という
お話があります。

私の父は、私が子供のころ、夕食で、お鍋をつつきながら…(笑)
色々なアンデルセンの童話を話してくれました。

その中でもお気に入りの話です。

嵐の夜に、みすぼらしい姿の一人の女の子がお城に泊めてください…と
やってきます。

息子の王子さまにお嫁さんを探していたお后さまが、
この少女が本物のお姫様かどうか試す為に、
ベッドの一番下にえんどう豆を一粒置き、その上に敷き布団20枚、
そのさらに上に羽根布団を20枚のせ、女の子を休ませます。

翌朝、『寝心地は如何でしたか?』とお后さまが聞くと、
女の子は『何かがゴロゴロして、身体中にあざができてしまって、
ちっとも眠れませんでしたわ。』と答えます。

お后さまは、きっとこの女の子は、本物のお姫様に違いない…と言って
王子様のお嫁さんになります。

それで、めでたしめでたし…というお話です。

久しぶりに、このお話を思い出したのには理由があります。

囲碁のクラスで、『決めうち碁』を覚えていく宿題が出ました。

置いている石を①から順番に覚えていくのですが、
何度も繰り返さないと、なかなか覚えられないわけです。

それで、布団の中まで、折りたたみの囲碁盤を持ち込んで、
一生懸命に覚えていたのです。

朝起きて、布団をたたもうとしたら、敷き布団の上に
白の碁石がひとつだけ落ちていました。

もちろん、碁石は小さいし、私は本物のお姫様ではないので、
寝ている間に気づくことはありませんでした。

それで、小さい頃に読んだこのお話を思い出したわけです。

本物のお姫様が、王子様と結婚して、うまくいったかどうか…
疑問が残ります。

こんな神経質なお姫様が、結婚という現実を受け入れることが
できたのだろうか?(笑)

子供の頃には、そんなことちっとも考えずに、
お姫様の話を読んでいたのに…
こんな事を考えると、なんだかつまんなくなっちゃいますよね!

今朝、雨が降って、庭の草花が生き返りました。
あ~! 良かった。良かった!

今、窓を開けていると、ちょっと寒いくらいです。
今日は涼しいので、グッスリ眠れそうです。
そう考えると、とても幸せです♪

…なんて、言ってますけど、
私、眠れない…ということがありません。

年をとったら、眠れなくなりますよ…と義母が言いますが、
本当かしら?

あんまり寝なくてもすむとしたら、やりたいことが一杯あります。

年をとってからできることは、眠れなくなった時のために
大事にとっておこうと思います。(笑)

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