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宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の話で考えた事

今日は、聖路加で開催されている、中央区の区民カレッジの日でした。
ヨガストレッチを教えて、先ほど帰ってきました。

クラスが終わった後で、Y先生とお話していたときのこと。

『私の瞑想の先生は、瞬時にあらゆる感情を味わって、
それを次に持ち越す事はないのです。』
『私も、色々な感情を深く味わって、深いところで泣いたり笑ったりしたい。
けれども、それに囚われずに、人生を過ごしたいのです』
…ということを言ったときに、
『それって、宮沢賢治みたいですね…』と、Y先生が言われました。

『日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き』…ですねって。

悟りというのは、何も感じなくなることではなくて
様々な感情を深く深く感じられるようになること…と思っています。

その感情を深く味わっても、コアにある揺るがないものに
いつでも触れ続けていること。

それが、『いつも静かに笑っている』という言葉になるのでしょうか。

自分の人生を生きる…ということが、どれほど難しいことか。

『熱く静かに生きる』…ということを、真剣に望んでいた頃が
ありました。

『静かに生きる』という意味が、ほんの少しだけ、自分なりにですが
言葉を越えて、腑に落ちてきたように思います。

それは、表面の感情の揺れを深く掘り下げていった場所にある
静けさなのかもしれません。

どんなに年をとっても、自分を探し続ける事、
『私は誰なのか』を問い続ける事が、自分を生ききることのように
思えてなりません。

今日の1枚。

090701 聖路加のクラスに出ると、
天むす弁当を頂きます。(笑)

いつもなら、
家にお持ち帰りをして、
夫と食べるのですが
今日は帰りが遅かったので、
私ひとりで食べました。

そんな訳で
普段は夫に食べられてしまう
野菜天を食べられました。

ちょっと嬉しいかなぁ♪(笑)

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