自分以外の人になってみること
幼稚園の先生をしていたときに
『劇遊び』というカリキュラムがありました。
劇場をわざわざ作らずに、部屋の中で、場の設定をして
みんなで想像力を使って遊ぶことです。
たとえば、
『3匹のやぎのがらがらどん』という絵本を読んだら、
部屋の中に1本橋を作って、やぎになってトロルと掛け合いながら
橋を渡っていく場面を繰り返し繰り返し、その役になりきって遊びます。
子供たちは、自分以外のものになることが、大好きで
そして、とても上手なので、本当に楽しいのです。
『狼と七匹の子やぎ』を読んでいるときは
狼は、子やぎのお母さんに変装して、
手に白い粉をつけて、部屋の扉を開こうとするのですが…
私がクラスに入るときに『あけておくれ。おかあさんだよ!』と言えば
子供たちはすぐに『手をみせて!…見せてくれなくちゃあけないよ』なんて
言います。
誰か他の人の気持ちを感じたりするのは難しいなぁ~…と
考えていたときに、この『劇遊び』のことを思い出したんです。
自分以外の役になりきる…ということは、
すごく大事な事だったなぁ~…って思いました。
相手の気持ちや行動が分からないときに、
自分の見方から離れて、その人になりきってみれば
解決方法が見つかるかもしれない。
自分の考え方にガチガチになってしまって、
相手のことが見えなくなったら、『劇遊び』で解決してみようか…
なんて、今思っています。
まず、手始めに誰から始めようかなぁ~!
ちょっと考えてみることにします。
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