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祝福すること

I send you blessings.

ヨガの道場にいたときに、良く聞いた言葉です。

祝福します…ということですが、自分だって使っていたくせに、
どういう意味なのか、今日まで良く分かっていませんでした。(笑)

今日、教会に行ったら牧師さんがこんなことをお話されました。

祝福する…
相手がうれしいときに共に喜び、相手が泣くときに共に泣くこと。
うれしいこと、悲しいことは、心の一番深いところで感じること。
その相手のコアの気持ちと共にいることが祝福です。

私って、最後には理屈として正しいことが大切だ…と考えて
人生を生きてきたんじゃないかなぁ~…と思っていました。

そのことが、自分の人生を不自由にしているなぁ~…と
思い始めていました。

それが、最近、それこそ天地がひっくり返るくらいの勢いで
正しいことは、さほど大切なことではないのかもしれない…と
考えるようになりました。

私にとって、正しく生きることよりも
祝福に満ちて生きることが大切なんじゃないか…。
今日、牧師さんのお話を聞いて、そう思いました。

そして、帰りの電車で、こんな光景を見ました。

とても元気そうなお婆さんが、優先席に座っている女の子に、
『そこの、携帯電話を持っている女の子、年寄りに席をゆずりなさい!』
…と、とても怖い声で言いました。

その女の子は、目をつぶっていたので、
本当にはどう思っていたのか、私には分かりませんでした。

そのお婆さんは、優先席に座っていたんですよ。

優先席の周りが、ちょっと凍りついたようになりましたが、
私は、こんなことを考えていました。

お婆さんの気持ちも分からないではない。
でも、もしかしたらこの女の子は失恋して最悪の気持ちかもしれない。
若いからと言って、優先席に座ってはいけない…とは誰も言えないなぁ~。

そう思いながら、心の中で『祝福・祝福』と唱えていました。
正しさで判断して、どちらかを悪いと決め付けていない自分がいました。

そうしたら、お腹の中からまるでシャボン玉のように
可笑しさがこみあげてきて、笑いそうになりました。

お婆さんにも、女の子の気持ちとも一緒にいられる自分のことを、
心から自由だ…と思いました。

『祝福・祝福』というのは、しばらく私のおまじないの文句になりそうです。

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