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命の色

母が入院して、もう少しで1ヶ月になります。

水曜日にお見舞いに行ったときには、
車椅子に乗せて談話室に連れて行けるようになりました。

お陰さまで、とてもゆっくりですが、
自分の力でベッドから車椅子に移れるようになり、
先生とのリハビリも少しずつ始まりました。

母は、とても小さくなって、気持ちも子供のようになりました。
今は私のほうが、母親のような気分で、ちょっと威張っています(笑)

母が手術をしたときに、担当の先生が見せてくださった写真を
時々思い出します。

開腹したばかりの母の腸は、
もう駄目だと思う場所は暗褐色をしていましたが、
生きている場所(健康な場所)は、とても美しいピンク色をしていました。

ピンク色は生きている色なんだ…と思いました。

そう思ったら、母にはピンク色だけを着せよう…と決めました。

母は、看護師さんが、『ピンク色がお似合いですね…可愛いですね』と
誉めてくれる…と言って自慢しています(笑)

私は、家事セラピスト1級の資格を頂けたので、
自分の【身始末】を始めたところです。

年をとらない前に、好きなものだけに囲まれよう…
本当に自分らしく生きていこう…と思ったからです。

そう思って見直してみると、
私の洋服は、黒やグレーやベージュといった色ばかり…

せっかく【命の色はピンク色】…という大きい体験をしたのだから、
これからの人生、綺麗な色の服を着てカラフルに生きていこう…と
決めました。

母の入院を体験して、何かひとつ飛び越えたような気がしています。

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