ゲシュタルトの祈り
ゲシュタルト心理学を創った、フリッツ・パールズの言葉です。
30年くらい前に、カウンセラーの講義の中で、
彼がカウンセリングをしているビデオを見たことがあります。
一生懸命に勉強したのに、今はすっかり忘れていました。
「ゲシュタルトの祈り」(F.Perls)
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。
昨日、義姉と一緒に、明日館で働いている古い友人を訪ねて
自由学園工芸所の展示即売会を見に、
表参道ヒルズのアートギャラリーに行きました。
この展示会には置いていなかったけど、赤ちゃんのための玩具、
【コロコロ木の実】という優しい音がする布のボールが大好きです。
(クレヨンハウスには、置いてあります)
見終わったあとで、義姉とお茶を飲んでいたときに、
こんな話をしてくれました。
私の父が仕事で使っていたものがしまってあった倉庫を整理していたら、
【ゲシュタルトの祈り】がでてきたのよ…って。
そういえば、父はこのゲシュタルトの祈りのことを良く話していました。
父の座右の銘だったのかもしれません。
どんな思いで、この文章を読み返していたのか、
天国にいる父に聞いてみたいような気がします。
【私は私のために生きる】そして【あなたはあなたのために生きる】
両方が同時に存在して、同じバランスを持ったときに
お互いの中に、大きい自由が生まれるのでは…
私には、今、この言葉がとても深く重く感じられます。
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