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「人生がときめく片づけの魔法」のこと

先日TVで、
こんまり先生がタレントさんの部屋を片付けているところを
始めて見ました。

社会的、文化的には片付けられない人はダメな人!
…というレッテルをすぐに貼ってしまうけれど、
私は、部屋一杯に散らかしている彼女のことを
少しもダメな人だとは思いませんでした。

彼女は、感受性がとても豊かで、素敵な人でした。
捨てるときに「有難う」と言いながら、たくさんの涙を流しました。

一番心に残った場面は、お誕生日にもらった枯れた花束を見て
どうして、大事にできないんだろう…と言うところでした。

こんまり先生の毅然としたブレの無い姿勢から発する
「片付けには終わりがある…」というメッセージにも
感銘をうけましたが、私の中で一番心に残ったのは
「モノを大事にする気持ちが部屋を片付ける動機になる」という
その仕組みでした。

そして、星の王子様がキツネに言われた言葉を思い出しました。

「あんたが、あんたのバラの花を
とてもたいせつに思ってるのはね、
そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」

年をとると、あまりひまつぶしができる時間は残されていません。
モノを大切に扱うには、少しのモノを持つのが良いのかも。

数は少なくても、とても好きなモノをひまつぶししながら
生きていけたら良いなぁ~と思いました。

ときめくか、ときめかないか…で決めていく
「こんまり先生」の片付けの魔法の秘密を少しだけ
分かったような気がしました。

家事セラピストの視点に立って
捨てることをモノとコトから考えてみると
また違った解釈が生まれます。

自分の持つ量を決めて入れたら出す…という繰り返し。
「暮らしの環」を循環させていくという暮らしです。

家事のなかの「片づけ」という行動なので、
他の家事との兼ね合いも考えていきます。

けれども、捨てることは「暮らしの環」をまわす
エネルギーなので、家事セラピストにとっても
とても大切なことです。

どちらにしても、【自分】がその基準になりますね。
自分の生き方を脇に置くことは、できないようですね。

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